にたまごほうれん草アーカイブ

はてなダイアリーで書いてた「にたまごほうれん草」という日記のアーカイブです。現在は「にたまごほうれん草ブログ」を運営中です。

第4回キャズムを超えろ!会議の感想

上記会議に参加してきました。私が知ったときには既に定員でしたが、中の人特権(?)で参加させてもらいました。
会議のまとめについては他の人が結構書かれていたので、内容の記述は省いて、このサービスが出来るまでを(横で)見てきて感じたことなどを少し語ってみようと思います。
私がこのサービスで関わったと言えるのは、Exシステムの端末エンジンの一部の開発だけで、その当時の対象サービスは別のものでした。(これです)
で、それから今回のYahoo! Japan for AQUOSのサービス開始を目の当たりにして思ったことは「やっぱりWebサービスのプロはすごい!」でした。
上述の最初のサービスをローンチした後、液晶TVにフルHDの写真を見られる仕組みを入れられたことで、どんどん使えるサービスを増やして行こうという流れになりました。それから少ししてYahoo!さんとのお話が始まったのだと記憶しております。そのとき、作りまくっていたデモの一つが地図サービスです。
初期の地図のデモは、一般的に提供されているAPIを使って無理矢理フルHDサイズの画像に仕立て、テレビに表示させるだけのものでした。サーバの処理が全くチューニングされておらず速度は最悪でしたが、それでも、どこかの地図が一枚大画面のテレビに表示されているだけで、フロアのそこら中から人がわらわら集まってきて横にいる人とあーだこーだテレビを囲んで喋るという光景が出来上がりました。この楽しさは私にとっては今までないものだと感じましたし、これをテレビを買ってくださる方々にも感じてもらえたらなぁ、と思ったものでした。
それからも、私はY!さんとの開発にはほとんど加わることなく、隣の席で開発が進んでいくのを見たり触ったりしていたのですが、そこでやはり強く実感したのはその開発力でした。見る度に地図の画面遷移スピードが速くなってるし、デザインもきれいになってるし、なんかコンテンツの数も増えてるし!
しかも弊社担当者が打ち合わせから帰ってくるとだいたい、Y!さんから「あれもやりたいこれもやりたいリスト」を受け取っているため、結構一緒に試行錯誤したりしてました。
ここまでは実サービス開始よりも前のお話。今年の3月からつい最近までは私は別のプロジェクトに配属になり、動向を追うのがおろそかになっていたため、最近の状況をちゃんと知ったのがCEATEC会場という体たらく。
そして10月22日のキャズム会議でY!さんのサービスの紹介を聞いていて、さらに増えたコンテンツやこれからのビジョンを目の当たりにし、「やっぱりすごい!」と再び感じたのでした。
外向けに「このY!さんのサービスはExシステムがあるからこそできた」と言ってしまうのは簡単ですが、端末開発の現場にいるとそれなりに自分の作っているエンジンのアラが見えてしまうのも事実。それを差し引いてもY!さん(と弊社担当者)でここまで洗練されたサービスを作り上げた、というところに何よりも感動したのでありました。

さいごに

今回の会議は、和蓮和尚さま(id:wa-ren)の素晴らしい進行によって、2時間がものすごく短く感じられるほどに充実したものとなっていました。一つだけ欲を言えば、来られたお客様に実機デモを触ってもらう時間があればよかったのに、という点。でもそこまでやるとさすがに2時間じゃ無理ですね^^;。とにもかくにも皆様お疲れ様でした。