にたまごほうれん草アーカイブ

はてなダイアリーで書いてた「にたまごほうれん草」という日記のアーカイブです。現在は「にたまごほうれん草ブログ」を運営中です。

ソーシャルブックマークは「見られること」をユーザが意識することが使われるために必要なのかも


リンク先では、ネットユーザがウェブページを誰かと共有したり保存したりするときに使うサービスの統計をグラフにしている。私はこういう統計を見たのは初めてだが、意外とdeliciousのような有名ソーシャルブックマークサービスの割合が低く、MySpaceFacebookのようなSNSが高い。そしてなによりも、メールという手法が未だにダントツで多いという。

1. More people prefer sharing links on social networking sites like Facebook or MySpace rather than the regular social bookmarking services like delicious.

The Most Popular Social Bookmarking Services

大まかに言って、ウェブページをクリップする目的は、「自分用」か「他人と共有」だろう。前者は目的からして自分が使いやすければよいので使われるSBMサービスがばらける。逆に、後者は共有する相手がいることが必要であるため、SNSサービスやメールが好んで使用されているようだ。
そういう意味で、delicious, Google Bookmarksなどは「自分用」に特化している節がある。一方で、はてブは最近どこかで「ν速ぽい」という批判があったのを見たが、そういうユーザ同士の馴れ合い(よく言えば「ゆるいコミュニケーション」)ができる基盤があると言えるだろう。
結局のところ、「よく使われるウェブサービス」となるには、批判も含めてユーザが活発に「見せる」ことを意識できるような仕組みが必要なのだな、と今更ながら思いました。