にたまごほうれん草アーカイブ

はてなダイアリーで書いてた「にたまごほうれん草」という日記のアーカイブです。現在は「にたまごほうれん草ブログ」を運営中です。

第3回ソーシャルブックマーク研究会に行ってきました

先週の日曜の話なので鮮度は落ちてしまってますが、思い出せる限り書いてみます。
午前中は別件の用事があったため午後からの参加。ってリストを見直してみたら山田さんの発表からだから、5つしか見てなかったんだね…。
議事メモ的なことは既に色々な方が書かれていますので5名の方の発表を見て感じたことを。
(タイムスケジュールなどは第3回 SBM研究会 のメモ - Tocotonistの日記(晴れのち快晴)をご参考)

内容的に気になった発表

江原さんの「SocialDict - 英文Webページのスマートな注釈・辞書引きシステム」という発表が、システム全体としては面白かった。推薦システムの多くは「好き or not」な観点だが、「知ってる or not」な観点で学習を促進するという意図が興味深かった。英語学習だけでなく日本語の単語の意味や漢字の読みに応用ができれば、ニュース系の記事からは需要がありそうな気がして質問してみたが、「日本語に応用した場合の課題は?」などと簡潔に質問しすぎてあっさりした回答しか引き出せなかったのがちょっと残念。

発表のスタイル

一言にSBMと言っても、研究者とエンジニアそれぞれの立場の人がいたためか、発表の内容も仕方も全く異なっていた。私は、どちらかと言えば大澤さんの「上手い」プレゼンや、malaさんの簡潔なスライド+さくさくと発表のようなスタイルが好み。他の3名の方は、持ち時間を持て余したのか前置きが少し冗長に感じたり、本題と前置きの転換点がよくわからず発表の焦点がよくわからなかったりしたので、最初に発表の要旨をまとめるなど工夫が欲しいところだと感じた。

質問が少ない

江原さんの発表が終わった時点で、予定時間より大幅に前倒しになっているという異常事態が起こってしまったのは、発表後の質問が少なかったところが大きな理由だろう。発表内容の幅が広くて人によっては質問しようにもできない状況もあったが、聴衆がTwitter側で盛り上がりすぎていたのも一つの原因かな、と。もうちょっとインタラクティブに和気藹々と進められるようになればいいなと思った。
増井俊之さんとmalaさんがいたことでみんな萎縮してた、とかだったりして…

さいごに

なんかネガティブな感想が多くなってしまったが、やっぱりこういう発表は見てて楽しいし、自分の仕事とは少し離れた内容だが先進的な人が集まる場なので刺激になるし、で前回同様楽しめた。第4回も楽しみにして待ってよう、とその前に、Twitter研究会が12月に…参加しようかな、迷う。
何はともあれ、皆様お疲れ様でした。主催者の西谷さんをはじめ、運営の方々にも感謝です。