とてつもない皮肉
以前ブックオフで大量買いして読んでなかった、麻生太郎の「とてつもない日本」をちまちま読んでいる。
その中で、おそらくこれは偶然なのだろうが、今見るととんでもない皮肉に読めてしまう箇所があった。
第三章『高齢化を讃える』の一節である。
自分のまわりをよく見渡していただきたい。マスコミは、働く世代が退職者、高齢者の面倒をみる形の社会福祉の充実を叫んでいるが、実態はどうだろう。家族を観察してみれば、話が正反対なのがよくわかる。おじいさんやおばあさんが若者、すなわち子供や孫に小遣いという名の経済援助をしている。孫ならいいが、いい年こいて、大人になっても親から小遣いを貰っているなんてことも珍しくないだろう。
さすがに9億円ともなると小遣いと読んでいいのかよくわからんけどね。